第37回(令和7年2月実施) 地域福祉と包括的支援体制

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問題文は「第37回社会福祉士国家試験 試験問題」(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)より、出題当時の文言のまま掲載しています。正答は同センター公表の「合格基準及び正答」に基づきます。解説は管理人(ばっふぁ)が独自に作成したものです。

問題 43

市民による福祉の担い手に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 1認知症サポーターは、専門職のサポートを行うため、地域包括支援センターに配属される。
  2. 2主任児童委員は、子どもや子育て家庭に関する相談に応じるため、児童家庭支援センターに配属される。
  3. 3労働者協同組合は、地域における多様な需要に応じた仕事を創出するために、組合員自らが出資し事業に従事する。
  4. 4民生委員は、市町村長の推薦によって、都道府県知事から委嘱される。
  5. 5社会的企業は、株主の利益を最優先しながら、ビジネスの手法によって社会課題を解決する。
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正答3

を支える市民の担い手について問う問題です。名称だけでなく、誰が委嘱するのか、どこに所属するのか、どのような仕組みで活動するのかを分けて覚えます。

は、組合員が出資し、その意見を反映して、自ら事業に従事する組織です。地域の困りごとに応じ、配食、子育て支援、清掃などの仕事を自分たちでつくることもできます。したがって選択肢3が正答です。

は地域で相談に応じる非常勤の地方公務員ですが、市町村長や都道府県知事が直接委嘱するものではありません。社会的企業も、株主利益を最優先するのではなく、事業の手法で社会課題の解決を目指す点が特徴です。

管理人の視点: 担い手を覚えるときは、行政から配属される職員なのか、委嘱を受ける人なのか、市民が自ら参加する組織なのかを区別します。労働者協同組合は「出資・意見反映・事業への従事」の三点が決め手です。

選択肢1

✕ 適切ではありません

は、を正しく理解し、地域で本人や家族を見守る市民です。に配属される専門職ではありません。

選択肢2

✕ 適切ではありません

主任児童委員はの一員として、担当区域を持たず児童福祉に関する活動を専門に担当します。児童家庭支援センターの職員として配属されるものではありません。

選択肢3(正答)

○ 適切です

労働者協同組合では、組合員が出資し、事業に従事し、組合員の意見を反映して事業を行います。地域の多様な需要に応じた仕事をつくる担い手として期待されています。

選択肢4

✕ 適切ではありません

民生委員は、市町村に置かれた民生委員推薦会の推薦を受けて、都道府県知事が推薦し、厚生労働大臣が委嘱します。市町村長が推薦するのでも、都道府県知事が委嘱するのでもありません。

選択肢5

✕ 適切ではありません

社会的企業は、ビジネスの手法を用いて社会課題の解決を目指す組織です。利益を出すことは手段になり得ますが、株主利益を最優先することが目的ではありません。

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問題 44

「令和6年版地方財政の状況」(総務省)に示された2022年度(令和4年度)の民生費などに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 1市町村の目的別歳出決算額の構成比は、大きい方から、民生費、総務費、教育費の順となっている。
  2. 2目的別歳出決算額において、都道府県では、2012年(平成24年)以降、災害救助費が一貫して増加している。
  3. 3市町村と都道府県の目的別歳出決算額に占める民生費の割合を比較すると、都道府県の方が大きい。
  4. 4目的別歳出決算額において、都道府県の民生費では、社会福祉費の割合が最も大きい。
  5. 5目的別歳出決算額において、市町村の民生費では、生活保護費の割合が最も大きい。
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正答1

地方財政の民生費を問う統計問題です。細かな金額より、自治体の種類によって歳出の内訳が異なることを押さえます。住民に身近な福祉、、子育てなどを市町村が担うため、市町村の目的別歳出では民生費の構成比が最も大きくなります。次いで総務費、教育費の順であり、選択肢1が正答です。

都道府県の民生費では老人福祉費の割合が最も大きく、社会福祉費、児童福祉費が続きます。一方、市町村では児童福祉費の割合が最も大きくなっています。災害救助費は災害の発生状況で増減するため、2012年以降一貫して増加したとはいえません。

管理人の視点: 地方財政の統計は、金額を丸暗記するより「住民に近い市町村ほど民生費の比重が大きい」と役割から考えます。ただし年度指定のある問題なので、学習時には必ずその資料の時点を確認しましょう。

選択肢1(正答)

○ 適切です

正しいです(正答)。2022年度の市町村の目的別歳出決算額の構成比は、民生費、総務費、教育費の順です。市町村は住民に身近なを多く担うため、民生費の割合が大きくなります。

選択肢2

✕ 適切ではありません

誤りです。都道府県の災害救助費は、災害の発生状況によって大きく増減します。2012年以降に一貫して増加しているわけではありません。

選択肢3

✕ 適切ではありません

誤りです。目的別歳出に占める民生費の割合は、都道府県より市町村の方が大きくなっています。住民に近い市町村が福祉サービスを多く担うためです。

選択肢4

✕ 適切ではありません

誤りです。都道府県の民生費で最も大きい割合を占めるのは老人福祉費です。社会福祉費が最も大きいわけではありません。

選択肢5

✕ 適切ではありません

誤りです。市町村の民生費で最も大きい割合を占めるのは児童福祉費です。生活保護費も重要な費目ですが、最も大きい費目ではありません。

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問題 45

厚生労働省が発表した「地域福祉(支援)計画策定状況等の調査結果概要」(令和5年4月1日時点)に示された地域福祉(支援)計画の策定状況に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 1地域福祉支援計画を策定済みでない都道府県も存在している。
  2. 2地域福祉計画の策定済み市町村の割合は、市部よりも町村部の方が高い。
  3. 3「包括的な支援体制の整備に関する事項」について、いずれかの項目を計画に位置付けている市町村は、8割を超えている。
  4. 4計画期間を3年とする市町村が最も多い。
  5. 5計画の評価実施体制を構築している市町村は全体の2割程度である。

(注) 令和6年能登半島地震の影響により調査への対応が困難となった市町については、調査結果に当該市町は含まれていない。

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正答3

の策定状況を問う問題です。計画は市町村、は都道府県がつくる計画で、包括的な支援体制を整えるための事項を位置付けることが重要です。

令和5年4月1日時点の調査では、包括的な支援体制の整備に関する事項について、いずれかの項目を計画に位置付けているのは、計画策定済み1,492市町村のうち1,301市町村(87.2%)です。したがって選択肢3が正答です。策定済みの都道府県は全てであり、市部の策定率は町村部より高く、計画期間は5年とする市町村が最も多くなっています。評価実施体制を構築している市町村も2割程度にとどまりません。

管理人の視点: 策定主体、策定率、計画期間、評価体制は別の数字です。選択肢ごとに比較対象を確認し、問題文で指定された令和5年4月1日時点から離れないことが統計問題の基本です。

選択肢1

✕ 適切ではありません

令和5年4月1日時点で、都道府県地域福祉支援計画は47都道府県全てで策定済みです。

選択肢2

✕ 適切ではありません

の策定済み割合は、市部の方が町村部より高くなっています。

選択肢3(正答)

○ 適切です

令和5年4月1日時点で、計画を策定済みの1,492市町村のうち、包括的な支援体制に関する事項を一つ以上盛り込んだのは1,301市町村(87.2%)である。分母は全市町村ではなく、計画策定済みの市町村である。

選択肢4

✕ 適切ではありません

計画期間は5年とする市町村が最も多く、3年が最も多いわけではありません。

選択肢5

✕ 適切ではありません

定期的に計画を点検する1,000市町村のうち、評価実施体制を構築しているのは627市町村(62.7%)である。計画策定済み1,492市町村に対しても約42%であり、2割程度ではない。集計の分母を確認する。

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問題 46

事例を読んで、A市社会福祉協議会が開催したボランティア養成講座の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事 例〕

A市社会福祉協議会では、数年間にわたり民間企業との連携によるボランティア活動の活性化を目的として、地域住民向けのボランティア養成講座を開催してきた。ボランティア養成講座は、地元企業や地域住民からの寄付金で運営されており、開催目的に即した効果が得られているかを検証するため、B社会福祉士は、プログラム評価を実施することにした。

  1. 1講座の内容が、計画どおりに実施されたかを検証するために、効率性評価を実施する。
  2. 2講座を開催したことにより民間企業との連携によるボランティア活動が活性化しているかどうかを調べるため、アウトカム評価を行う。
  3. 3講座の運営のために用いた寄付金が結果的に効果的・効率的に執行されたかを明らかにするため、プロセス評価を実施する。
  4. 4講座のカリキュラム内容が、開催目的と見合った内容であったかを検証するため、インパクト評価を実施する。
  5. 5ボランティア活動に対する地域住民の意向を明らかにするために、セオリー評価を行う。
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正答2

事業評価の種類と、何を確かめる評価かを問う問題です。講座を行った結果として地域の活動が活性化したかを見るのは、事業によって生じた成果を見るです。よって選択肢2が正答です。

計画どおり実施されたかは、投入した資金や人員が成果に見合っていたかは効率性評価、事業の目的や仮説が妥当かを確かめるのはです。事例の答えを決める一文は「講座を開催したことにより民間企業との連携によるボランティア活動が活性化しているかどうか」です。実施後に生じた変化を見ているためアウトカム評価です。

管理人の視点: 評価名を暗記するより、投入資源、実施過程、成果のどこを測るか、また事業による効果を他の要因から区別できるかを確認します。「活性化したか」という変化を問う表現が成果評価の目印です。

選択肢1

✕ 適切ではありません

講座が計画どおり実施されたかを見るのは、実施過程を確かめるプロセス評価です。効率性評価ではありません。

選択肢2(正答)

○ 適切です

講座の開催によって、企業との連携によるボランティア活動が活性化したかは、事業の成果・変化を見るアウトカム評価の対象です。

選択肢3

✕ 適切ではありません

寄付金が効果的・効率的に使われたかは、投入資源と成果の見合いを見る効率性評価です。プロセス評価ではありません。

選択肢4

✕ 適切ではありません

カリキュラムが開催目的に合っているかは、事業設計や成果につながる道筋のを見るセオリー評価に当たる。インパクト評価は事業がもたらした効果や影響を検討する評価で、特に他の要因と区別した因果効果の検証に着目する。

選択肢5

✕ 適切ではありません

地域住民の意向を把握することはニーズ把握や実態調査です。セオリー評価は、事業が目的達成に至る道筋や前提が妥当かを検討します。

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問題 47

日本における世帯や地域社会などの動向に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 1総務省の「令和2年国勢調査」によると、単独世帯が一般世帯に占める割合は約10%となっている。
  2. 2法務省の「在留外国人統計」によると、2022年(令和4年)12月現在、在留外国人が総人口に占める割合は20%を超えている。
  3. 3総務省の「人口推計」によると、2022年(令和4年)10月現在、15歳から64歳までの生産年齢人口が総人口に占める割合は約30%となっている。
  4. 4内閣官房の「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和5年)」によると「孤独であると感じることがある」と回答した者の割合は約40%となっている。
  5. 5厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、2022年(令和4年)現在、生活状況を苦しいと感じている母子世帯が母子世帯全体に占める割合は約50%となっている。

(注) 「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和5年)」とは、「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和5年人々のつながりに関する基礎調査)」のことである。また、「孤独であると感じることがある」と回答した者の割合とは、「しばしばある・常にある」「時々ある」「たまにある」と回答した者の割合の合計である。

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正答4

世帯や地域社会の動向に関する統計を問う問題です。数字そのものだけでなく、何の調査の、どの区分の数字かを確かめる必要があります。

令和5年の人々のつながりに関する基礎調査では、「しばしばある・常にある」「時々ある」「たまにある」を合計した、孤独を感じることがある人の割合は約4割でした。問題文の注もこの合計を指しているため、選択肢4が正答です。

は一般世帯の約4割、は総人口の約6割であり、在留外国人の割合は2割には達しません。母子世帯で生活を苦しいと感じる割合は75.2%で、約4分の3です。

管理人の視点: 統計の誤答は、桁を10倍にしたり、約6割を約3割にしたりする形で作られます。数値だけでなく、分母が一般世帯、総人口、母子世帯のどれかを必ず確認しましょう。

選択肢1

✕ 適切ではありません

令和2年国勢調査で、単独世帯が一般世帯に占める割合は約4割です。約10%ではありません。

選択肢2

✕ 適切ではありません

2022年12月時点の在留外国人が総人口に占める割合は2%台であり、20%を超えていません。

選択肢3

✕ 適切ではありません

2022年10月時点で15歳から64歳までの生産年齢人口が総人口に占める割合は約6割です。約3割ではありません。

選択肢4(正答)

○ 適切です

令和5年の人々のつながりに関する基礎調査では、注にある3区分を合計した「孤独であると感じることがある」人は約4割でした。

選択肢5

✕ 適切ではありません

2022年の国民生活基礎調査では、「大変苦しい」と「やや苦しい」を合わせた母子世帯の割合は75.2%であり、約50%ではない。調査年と回答区分を確認する。

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問題 48

包括的支援体制に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 1重層的支援体制整備事業によって包括的支援体制の整備に取り組んでいる自治体数は、令和5年度の時点で全体の半数を超えている。
  2. 2包括的相談支援事業とは「複数の支援関係機関が有機的な連携の下、世帯が抱える地域生活課題の解決に資する支援を一体的に行う体制を整備する事業」である。
  3. 3アウトリーチ等を通じた継続的支援事業とは「虐待の防止及びその早期発見のための援助を行う事業」である。
  4. 4重層的支援会議とは「自ら支援を求めることが困難な人への支援について、支援を始める前に関係機関が情報を共有し、協議をする場」である。
  5. 5「地域共生社会推進検討会」では、地域づくりに向けた支援において、多様な人や機関がその都度集い、相談、協議し、学び合う場としてのプラットフォームづくりが重要であると指摘した。

(注) 「地域共生社会推進検討会」とは、「地域共生社会に向けた包括的支援と多様な参加・協働の推進に関する検討会」のことである。

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正答5

包括的支援体制とを問う問題です。重層事業は、属性や世代を問わない、地域づくりを一体的に進め、制度の狭間にある課題にも対応する仕組みです。

推進検討会は、地域づくりにおいて、多様な人や機関が集い、相談・協議し、学び合うプラットフォームづくりの重要性を指摘しました。選択肢5が正答です。

包括的相談支援事業は属性を問わず相談を受け止め、多機関協働事業は複雑化・複合化した課題の支援調整を行い、等を通じた継続的支援事業は支援が届いていない人との関係をつくります。法に基づくは、本人同意を得にくい人も含めて必要な情報交換を行う場です。は原則として本人同意を得たプランの検討等を行う場であり、両者を区別します。

管理人の視点: 重層事業は名称が長いため、相談を受け止める、参加につなぐ、地域をつくる、機関間を調整する、訪問して関係をつくる、という機能で整理すると混同を防げます。

選択肢1

✕ 適切ではありません

令和5年度時点で重層的支援体制整備事業に取り組む自治体は、全市町村の半数には達していません。

選択肢2

✕ 適切ではありません

この説明は、多機関協働事業に関する内容です。包括的相談支援事業は、既存の相談支援を活用し、本人・世帯の属性や世代を問わず包括的に相談を受け止める事業です。

選択肢3

✕ 適切ではありません

この説明は、虐待の防止や早期発見に関する事業の内容です。アウトリーチ等を通じた継続的支援事業は、支援が届いていない人を把握し、関係を築きながら継続的に支援を届ける事業です。

選択肢4

✕ 適切ではありません

記述は、本人同意を得にくい人等の情報共有を法定のの下で行う「支援会議」に対応する。「重層的支援会議」は原則として本人同意を得た支援プランの適切性、支援経過、終結等を検討する会議である。開催時期だけの違いではない。

選択肢5(正答)

○ 適切です

検討会は、多様な人や機関が集い、相談、協議し、学び合う場としてのプラットフォームづくりが、地域づくりに重要だと指摘しました。

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問題 49

事例を読んで、A市社会福祉協議会の地区担当のB職員(社会福祉士)の今後の対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事 例〕

Cさん(20歳、知的障害)は、特別支援学校を卒業後、市内にある知的障害者通所施設に通っているが、地域の活動にも参加したいと思っている。そこでCさんの両親は、社会福祉協議会が主催する地区の住民懇談会に参加した際に、息子が参加できるような地域活動はないかとBに相談をした。Bは、この地区では高齢化が進み、地域活動の担い手の減少によって継続が困難となっており、商店も人手不足による閉店が増えていると感じている。

  1. 1Cさんから得意なことや、やってみたいことを聞き、この地区の中で活用できる社会資源を探す。
  2. 2地域住民に対して、知的障害者に対するサービスを立ち上げるように促す。
  3. 3Cさんに対して、施設通所を一時休ませて、地域活動に参加するよう助言する。
  4. 4Cさんに対して、商店の後継者となれるように経営の技術を学んでもらう。
  5. 5地域活動や商店の状況を把握し、Cさんのような人々の力を生かせる活動を地域住民と考える。
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正答1・5

における職員の支援を問う事例問題です。本人をサービスの受け手だけとして見るのではなく、得意なことや希望を把握し、地域の資源と結び付け、地域の側も一緒に変えていく視点が大切です。

Cさん本人の強みや希望を聞き、地域で生かせる資源を探す選択肢1と、地域活動・商店の状況を把握して住民と活動を考える選択肢5が適切です。施設通所をやめさせたり、本人に特定の進路を押し付けたりすることは、本人の選択を尊重する支援ではありません。事例の答えを決める一文は、Cさんが「地域の活動にも参加したいと思っている」という部分です。

管理人の視点: 個人の希望と地域づくりを同時に扱うのがこの問題の核です。本人を既存サービスに合わせるのではなく、強みを聴き、地域資源を調べ、住民と新しい参加の形を考える順番を押さえましょう。

選択肢1(正答)

○ 適切です

本人の得意なこと、関心、やってみたいことを聞き、それを地域で生かせるを探すことは、本人中心のです。

選択肢2

✕ 適切ではありません

支援者が地域住民に特定のサービスの立ち上げを促すだけでは、本人の希望や地域の実情を踏まえた協働になりません。まず本人と地域の資源を丁寧に把握します。

選択肢3

✕ 適切ではありません

施設通所を一時休ませるかどうかを支援者が一方的に助言するのは不適切です。既存の生活を大切にしながら、本人の希望に沿って参加の機会を広げます。

選択肢4

✕ 適切ではありません

商店の後継者になることを前提に、本人へ経営技術の習得を求めるのは飛躍があります。本人の希望と地域の状況を確かめずに役割を決めてはいけません。

選択肢5(正答)

○ 適切です

地域活動や商店の状況を把握し、Cさんのような人の力を生かせる活動を住民と考えることは、地域づくりと本人の社会参加を結び付ける対応です。

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問題 50

災害時の支援に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。

  1. 1被災者生活再建支援制度の対象とする自然災害は、市町村において1000世帯以上の住宅全壊被害が発生した場合である。
  2. 2介護保険制度では、全ての介護サービス事業者に対して、業務継続計画(BCP)の策定とその計画に従って必要な措置を講ずることが定められている。
  3. 3災害救助法では、災害ボランティアセンターの設置を市町村社会福祉協議会に義務づけている。
  4. 4厚生労働省の「災害時の福祉支援体制の整備に向けたガイドライン」では、災害派遣福祉チーム(DWAT)の一般避難所への派遣について明記している。
  5. 5内閣府の「福祉避難所の確保・運営ガイドライン」では、指定福祉避難所は受入対象となる者をあらかじめ特定してはならないと定めている。

(注)

  1. 1BCPとは、Business Continuity Planのことである。
  2. 2DWATとは、Disaster Welfare Assistance Teamのことである。
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正答2・4

災害時の支援制度と福祉支援体制を問う問題です。正答は、介護サービス(BCP)と、(DWAT)に関する選択肢2・4です。

BCPは、災害やが起きても必要なサービスを続けられるようにする計画です。介護サービス事業者には、計画の策定だけでなく、研修や訓練など必要な措置も求められます。DWATはの把握や支援のため、一般避難所にも派遣されます。

被災者生活再建支援制度の対象災害には複数の規模要件があり、市町村で全壊10世帯以上、都道府県で全壊100世帯以上などが定められています。災害救助法はに災害ボランティアセンター設置を義務付けておらず、指定は受入対象者をあらかじめ特定し、公示する運用が示されています。

管理人の視点: 災害分野では、法律、指定基準、国のガイドラインを同じ強さの規定として読まないことが大切です。「義務付ける」「明記する」「望ましい」の表現に注意しましょう。

選択肢1

✕ 適切ではありません

対象災害には、全壊10世帯以上が発生した市町村、全壊100世帯以上が発生した都道府県など、複数の要件がある。市町村で1000世帯以上という基準ではない。

選択肢2(正答)

○ 適切です

介護サービス事業者には、業務継続計画の策定、研修・訓練の実施など、業務継続に必要な措置が指定基準で求められています。

選択肢3

✕ 適切ではありません

災害救助法は、避難所の供与、食品・飲料水の供給などの救助を定める法律です。に災害ボランティアセンターの設置を義務付ける規定はありません。

選択肢4(正答)

○ 適切です

災害時の福祉支援体制に関するガイドラインでは、DWATが一般避難所において福祉ニーズを把握し、必要な支援を行うことが示されています。

選択肢5

✕ 適切ではありません

指定福祉避難所は、受入対象者をあらかじめ特定しておくことが望ましいとされています。誰でも直接避難する一般避難所とは役割が異なります。

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問題 51

事例を読んで、A市で重層的支援体制整備事業を所管するB職員(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事 例〕

就労経験のない若者やその家族から「働きたいと思っても、長年ひきこもっていることもあり、心身の状態に合わせて働ける場所がない」との意見が集まっていた。Bは、本人達の状態に合わせた多様な就労の機会を確保することを目指して、今後の参加支援事業の実施方法について関係者と検討することとした。

  1. 1一般就労が事業の支援目標であるため、ハローワークの求職票の探し方を学ぶプログラムを導入する。
  2. 2参加支援事業の独自性を明確化するため、地域づくり事業や相談支援事業と切り離して取組を進める。
  3. 3本人や家族の支援ニーズを踏まえ、社会参加に向けた取組を検討するための会議を開催する。
  4. 4中小企業や商店街などに働きかけ、短時間就労や就労体験などの支援メニューを創出する。
  5. 5ひきこもりに関する参加支援は、ひきこもり地域支援センターに対応を委ねる。
正答・解説を見る

正答3・4

におけるを問う事例問題です。参加支援は一般就労だけを目標にするものではありません。本人・家族のニーズを踏まえ、就労体験、短時間就労、地域活動など、多様な社会参加の場を地域とともにつくる支援です。

したがって、社会参加に向けた取組を検討する会議を開く選択肢3と、中小企業や商店街に働きかけて就労体験などのメニューを創出する選択肢4が正答です。参加支援は、や地域づくりと切り離さず、関係機関・地域資源とつなげて進めます。事例の答えを決める一文は「心身の状態に合わせて働ける場所がない」です。

管理人の視点: 参加支援のゴールを一般就労だけに置くと、まだそこへ進めない人を再び制度の外へ出してしまいます。本人の状態に合わせ、地域側にも働きかけて選択肢を増やすことが支援の要点です。

選択肢1

✕ 適切ではありません

参加支援の目標を一般就労だけに限定しません。本人の状態や希望に応じて、社会とのつながりを回復する多様な参加の形を考えます。

選択肢2

✕ 適切ではありません

参加支援は、包括的相談支援、地域づくり、多機関協働などと連携して進めます。独自性を理由に切り離すものではありません。

選択肢3(正答)

○ 適切です

本人・家族の支援ニーズを踏まえ、どのような社会参加が可能かを関係者で検討する会議を開くことは、参加支援として適切です。

選択肢4(正答)

○ 適切です

中小企業や商店街に働きかけ、短時間就労や就労体験などの参加の場を新たにつくることは、地域資源を活用する参加支援の取組です。

選択肢5

✕ 適切ではありません

ひきこもり地域支援センターと連携することはありますが、参加支援を一律に委ねるのではなく、本人のニーズに応じて地域の関係機関と支援を組み立てます。

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出典

用語の説明

アウトリーチ

支援が必要なのに届いていない人に対して、支援する側から積極的に働きかけて情報や支援を届けること。窓口で待つのではなく出向くのが特徴で、相談する気力がない人や窓口まで来られない人の潜在的なニーズを掘り起こす手法です。

用語の説明

DWAT災害派遣福祉チーム

都道府県が組織する、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員などで構成される災害時の福祉支援チーム。避難所や在宅・車中の避難者を巡回して支援が必要な人を見つけ、生活機能の低下や要介護度の重度化といった二次的な被害を防ぎます。

用語の説明

地域包括支援センターちいきほうかつしえんセンター

高齢者の暮らしを地域で支える相談拠点です。原則として保健師等・社会福祉士等・主任介護支援専門員等が連携し、総合相談、権利擁護、介護予防ケアマネジメントなどを行います。市町村が責任を持ち、直営のほか、委託を受けた法人等が届け出て設置・運営する形もあります。

用語の説明

社会福祉協議会しゃかいふくしきょうぎかい

社会福祉法に位置づけられた、地域福祉の推進を目的とする民間の組織。住民・福祉関係者の参加を得て、相談、ボランティア、日常生活自立支援事業、生活福祉資金の貸付などを担います。行政ではありませんが、公共性の高い役割を持ちます。

用語の説明

市町村社会福祉協議会しちょうそんしゃかいふくしきょうぎかい

市町村ごとに置かれる社会福祉協議会。住民に最も近い立場で、地域の困りごとの相談、住民同士の活動づくり、ボランティアセンターの運営などを行います。

用語の説明

民生委員みんせいいいん

厚生労働大臣から委嘱され、地域で住民の相談に応じて必要な支援につなぐ民間の奉仕者。給与は支給されず、任期があります。児童委員を兼ねる点も押さえておきたいところです。

用語の説明

福祉避難所ふくしひなんじょ

高齢者や障害のある人など、一般の避難所では過ごしにくい人のために配慮された避難所。バリアフリーの環境や相談に応じる職員の配置などが想定されています。

用語の説明

守秘義務しゅひぎむ

業務で知った本人の秘密を漏らしてはならないという義務。社会福祉士や介護福祉士には法律で定められ、資格を離れた後も続きます。命に関わる危険があるときなど、例外の扱いが問われます。

用語の説明

重層的支援体制整備事業じゅうそうてきしえんたいせいせいびじぎょう

高齢・障害・子ども・生活困窮といった分野の相談を、断らずに一体で受け止める市町村の任意事業。属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援の3つを合わせて行うところに特徴があります。

用語の説明

参加支援さんかしえん

既存のサービスにうまく当てはまらない人に、社会とのつながりの場をつくる支援。重層的支援体制整備事業の柱のひとつで、就労や居場所づくりなど、その人に合わせた形を用意します。

用語の説明

支援会議しえんかいぎ

生活困窮者自立支援法や社会福祉法に基づき、関係機関等が必要な情報交換や支援体制の検討を行う会議です。法定の目的・権限と構成員の守秘義務により、本人同意を得にくい段階でも必要な範囲の情報共有ができます。一般の会議で守秘義務を設けるだけで同じ扱いになるわけではなく、支援調整会議や重層的支援会議とも区別します。

用語の説明

重層的支援会議じゅうそうてきしえんかいぎ

重層的支援体制整備事業のなかで、支援の方針やプランを関係機関で確かめ合う会議。本人の同意を得たうえで開く点が、支援会議との違いです。

用語の説明

市町村地域福祉計画しちょうそんちいきふくしけいかく

社会福祉法に基づき市町村が定める、地域福祉の推進についての計画。住民の意見を反映させることが求められ、策定は努力義務とされています。

用語の説明

都道府県地域福祉支援計画とどうふけんちいきふくししえんけいかく

市町村の地域福祉計画づくりや実施を後押しするために、都道府県が定める計画。人材の育成や広域的な調整などを盛り込みます。

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地域福祉ちいきふくし

制度によるサービスだけに頼らず、住民同士のつながりや地域の資源も生かして、その地域で暮らし続けられるようにする考え方と実践。

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相談支援そうだんしえん

本人の困りごとを聞き取り、必要なサービスや資源につなぐ支援。障害福祉では、サービス等利用計画をつくる計画相談支援などの類型があります。

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業務継続計画ぎょうむけいぞくけいかく

災害や感染症が起きても、必要なサービスを続けられるように、あらかじめ手順や体制を決めておく計画。策定と、研修・訓練の実施が求められています。

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福祉サービスふくしサービス

生活を支えるために提供される公的・民間のサービスの総称。措置から契約へと利用の仕組みが変わったことで、利用者の選択と、その選択を支える権利擁護の仕組みが重要になりました。

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事業者じぎょうしゃ

商業その他の事業を行う個人・法人・団体等を指す言葉です。福祉サービスの提供者だけでなく、店舗や宿泊施設なども含み、営利・非営利を問いません。法律によって具体的な対象範囲を確認します。指定を受けて行う障害福祉サービスなどには、人員・設備・運営の基準が定められています。

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感染症かんせんしょう

細菌やウイルスなどが体内に入って起こる病気。福祉の現場では、持ち込まない・広げないための平時の備えと、発生時に業務を続ける計画づくりが求められます。

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生活保護せいかつほご

生活に困る人に対して、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、自立を助ける制度。世帯を単位として必要かどうかを判断し、8種類の扶助を組み合わせて行います。

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地域福祉計画ちいきふくしけいかく

社会福祉法に基づく、地域福祉の推進についての計画。市町村が定めるものと、それを支える都道府県のものがあり、住民の意見を反映させることが求められます。

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地域共生社会ちいききょうせいしゃかい

制度や分野の縦割り、支える側と支えられる側という関係を超えて、住民や多様な主体が地域をともにつくっていく社会のこと。高齢、障害、子ども、生活困窮といった分野ごとの支援だけでは拾えない課題に対応するための考え方です。この理念を市町村の任意の事業として具体化した仕組みの一つが重層的支援体制整備事業であり、理念と事業を分けて押さえます。

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地域福祉支援計画ちいきふくししえんけいかく

都道府県が策定する、市町村の地域福祉の推進を広域的に支援するための計画のこと。社会福祉法に基づくもので、市町村が定める地域福祉計画を後押しする内容を盛り込みます。市町村がつくるのが地域福祉計画、都道府県がつくるのが地域福祉支援計画であり、社会福祉協議会がつくる地域福祉活動計画とも区別して覚えます。

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社会資源しゃかいしげん

支援に活用できる制度、サービス、施設、資金、人材、団体などの総称のこと。行政の制度だけでなく、住民の活動やボランティア、商店や企業など、地域にある力も広く含みます。既にあるものを本人に結び付けるだけでなく、足りなければ新しくつくり出すことも支援者の役割として問われます。

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労働者協同組合ろうどうしゃきょうどうくみあい

働く人自身が出資し、その意見を反映しながら、自ら事業に従事する組織のこと。労働者協同組合法に基づく法人で、介護、子育て支援、配食、清掃など地域の困りごとに応じた仕事を住民自身がつくる担い手として期待されています。出資、意見の反映、事業への従事という三つがそろう点が、他の法人との違いです。

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認知症サポーターにんちしょうサポーター

養成講座を受けて認知症を正しく理解し、地域で本人や家族を見守り、できる範囲で手助けする住民のこと。特別な資格をもつ専門職ではなく、学んだ人が普段の暮らしの中で支える点が特徴です。専門職で構成される認知症初期集中支援チームや、地域包括支援センターの職員とは役割が異なります。

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民生委員・児童委員みんせいいいん・じどういいん

厚生労働大臣から委嘱され、担当する区域で住民の相談に応じ、必要な支援につなぐ非常勤の地方公務員のこと。民生委員は児童福祉法による児童委員を兼ねており、給与は支給されません。都道府県知事や市町村長が直接委嘱するのではなく、知事の推薦を経て厚生労働大臣が委嘱するという流れがよく問われます。

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アウトカム評価アウトカムひょうか

事業の実施後、対象者や地域にどのような成果・変化が生じたかを測る評価です。生活の質や参加状況の改善などを確認します。実施過程を見るプロセス評価や、変化のうち事業による因果効果を他の要因と区別して検証するインパクト評価とは焦点が異なります。後者を社会全体への長期的な影響だけに限定しません。

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プロセス評価プロセスひょうか

事業が計画どおりの手順や体制で実施されたかを確かめる評価のこと。実施回数や参加人数、運営の進め方など、成果そのものではなく実施の過程に目を向けます。生じた変化を見るアウトカム評価や、投入した資金や人員に見合う成果だったかを見る効率性評価と取り違えないようにします。

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セオリー評価セオリーひょうか

事業が目的の達成につながる道筋や前提が妥当かどうかを検討する評価のこと。この方法で本当にねらった成果に結び付くのかという筋道や設計の考え方を確かめます。実施の過程を見るプロセス評価や、実施後に生じた変化を見るアウトカム評価とは、見ている対象が異なります。

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生産年齢人口せいさんねんれいじんこう

15歳以上65歳未満の人口のこと。働き手の中心となる年齢層を示す統計上の区分で、これより下の年齢層を年少人口、上を老年人口と呼びます。総人口に占める割合の変化が高齢化や労働力の問題と結び付けて問われるため、年齢の区切りと、分母が総人口であることを取り違えないようにします。

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単独世帯たんどくせたい

世帯員が一人だけの世帯のこと。国勢調査や国民生活基礎調査で使われる区分で、未婚化や家族の形の変化を背景に取り上げられることが多くなっています。一人暮らしの高齢者を指す高齢者単独世帯はその一部であり、夫婦のみや親と子から成る核家族世帯とは別に数えられます。

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認知症にんちしょう

脳の病気や障害によって記憶や判断などの認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態のこと。年齢相応の物忘れとは違い、背景に原因となる病気がある点が区別のかぎです。アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型といった原因ごとの特徴の違いが繰り返し問われます。

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福祉ニーズふくしにーず

生活上の困難に対して、福祉の支援や社会的な対応を必要とすることです。相談や申請として表れているものだけでなく、情報不足やためらいなどで表に出ていない必要性にも目を向けます。

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妥当性だとうせい

調査や測定で、目的とする概念を適切に捉えられているかという性質です。測定結果の一貫性や安定性を示す「信頼性」とは異なり、毎回同じ結果が出るだけで妥当性が保証されるわけではありません。